月うさぎの育て方で強くなるためには、を考える

 今回はタイトルの通りである。しかし、上手く強くなる方法であって、一気に強くなる方法ではないのを留意しながら見てもらえると助かります。


さて、上手く強くなるコツというのは言葉にすると非常に簡単で、「電卓片手に簡単な掛け算をして」「実験と分析を繰り返しながら次の課題を探し当てる」である。

では、まず前半と行こう。


★「電卓で掛け算をする」

グダグダ話す前に結論を簡潔に述べると、月うさぎの育て方でダメージの計算が行われるときの式は足し算と掛け算の組み合わせになっている。足し算は各種パラメータにおいて同種を合計する時に使うが、掛け算はそれらの各種パラメータを繋ぎ合わせてダメージソースを完成させるときに使用される。

一番身近な攻撃力で見てみよう。


攻撃力(%が付いていない基礎数値)✕攻撃力(%)✕攻撃力*✕攻撃力**✕攻撃力***✕最終攻撃力


といった式から導かれた数値が真の最終攻撃力、ゲーム内の用語と区別した呼び方をするなら補正後攻撃力と呼ぶべき物になる。

更に、ここからスキルダメージを与える場合には、パラメータのスキルダメージと最終スキルダメージに加えてスキル自体が持つダメージ倍率が適用される。

しかし、スキルは必然的に属性を持つため属性攻撃補正が加わり、会心ヒットになった場合は会心ダメージと最終会心ダメージ、それらに加えて属性を持っているスキルが会心するため属性会心まで計算に加わる。

もっと言ってしまえば、スキルルーンのダメージ倍率補正はルーン以外とは別計算、スキルによっては5覚醒効果で倍率が上がるがそれも別計算のようであり、そもそも全てのダメージアップや特定コンテンツでのペットバフといった攻撃全てに掛かるものもある。

と、難しく書くと終わらないことになるのだが、要点は簡単で


攻撃力✕各種ステータス✕デバフ効果(✕スキルの場合はスキル自身の威力倍率)✕防御力などによる減衰倍率=与えるダメージ


大まかにはこうなる。

だがしかし、ここまでの話はこの項目で詳しく語りたいことではない。これから必要になるのは、ダメージに関するあらゆる項目がそれぞれ掛け合わさることだけなのだ。

すなわち、ここからが強くなるための本質である。

ステータスにはそれぞれで積み重ねやすさが違っていて、攻撃力1000%足すのと攻撃力*100%足すのでは後者が圧倒的に難しいのだ。しかし、計算するときにはそれらは考慮する必要はなく、この違いはパラメータの取捨選択する際の基準に使ってほしい。

さて、ここに攻撃力900%と攻撃力*90%を持つリンが居る。このときに攻撃力100%追加と攻撃力*10%追加のどちらを選択するべきか悩んだとき、役立つ計算テンプレートがある。


(取得後の%の数値+100)/(取得前の%の数値+100)=実質的な有効度


これに2つを当てはめると、前者は1.1倍の有効度に対して後者は約1.05倍の強度になる。つまりこの場合は前者を選べばより強くなれるのだ。

これらは攻撃力以外にも同じことが言えるため、基本的な軸になるだろう。

もっとも、取得に掛かる費用がそれぞれ違うので、費用も計算に含めて天秤に掛けてから選択することになる。

まあ簡単に出来るふうには言ったのだが、実際には武器だけでもえげつない量があるので電卓が必要になるだろうし、感覚で全体のこれくらいかなと予想できる化け物なら電卓すら要らないだろうとは思う。


というか、全部きっちりやるなら真面目に表計算ソフトという神器を使ってください……。


因みに、1ついい式がある。


現在のスキル威力倍率✕1.015^(威力を知りたいスキルの想定レベル−現在のそのスキルのレベル)


これを使うとスキルの一撃の強弱が分かりやすくなるのだ。



★「実験・収集・分析、それから問題提起」

さて、ここで言いたいことはただ一つ。最終的には電卓など放り捨てて実験し、データを集めろということだ。

実戦では6つのスキルを扱う関係で、セットした全てのスキルを手動で制御するのは容易いことではない。というか、闇の種子やフローズン・ブレイクやヘルファイアに至っては、フルパワーで回すならば最早手動では制御不可能に近い。手動でスキルを制御する場合にはタイミングがズレることもあるだろうし、計算だけですべてを導けるのは天才ですらなく怪物なのだ。

となると、机上論ではなく実際に動かしてみるしかない。

実戦でスキルデッキを回した結果、残念な結果になることもあれば想定外の成果を生み出すこともある。それらを観察して分析し、理解して次に活かすまでが腕の見せ所になる。

また、数字で見えないデータとして、スキルの効果範囲や挙動もある。

例えば、アイスノヴァはスキル発動から凍結判定まで非常に短く、逆に破滅のルーンは気絶判定までラグが大きい。ヘルファイアや種子などの高回転マナ破壊系スキルは回してみないとマナが足りるか分からないし、攻撃範囲は覚えておくと殲滅力の算出に役立つかもしれない。


ただ、データは使い古してこそ輝くものだ。得られた欠片から次のビジョンを見つけ、ひたすらに探求していく先に進歩がある。私はそう信じている。


数字を見つつ、実験し次に活かす。それが私の強くなるために必要なことに対する結論だ。




★とんでもねえ蛇足★

と書いていったが、ここで将棋盤を真っ逆さまにひっくり返してこの記事を台無しにしようと思う。

凄い暴論なのだが、多分これらのやり方を突き詰めるとゲームを楽しめなくなる人が大多数だろう。簡単に言ってしまえば、負荷が高すぎて気軽にプレイ出来なくなり、どこかで限界が来て折れてしまうのが目に見えている。

私の場合は実験から問題提起に続く無限のサイクルを延々と楽しめるがために止まることはないが、普通の人間なら結果が振るわなくても分析し続けるというのは極めて苦痛だろう。


だが、最後にこれだけは言える。


強者を表す言葉は「強き者」だが、勝者を表す言葉は「強き者」だけではなく「最後まで立っていた者」も含まれるのだ。


では、楽しいゲームライフを。

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